県政オンブズマン静岡 〜静岡県庁の光と闇〜

6 空港管理運営事業費


平成27年4月22日(水)

本日は、以下に平成27年度予算の「空港管理運営事業費」を紹介します。









この予算は、名前のとおり空港施設の管理運営のための経費、すなわち空港施設の維持管理費用です。
総額は6億3千3百万円余ですが、この予算とは別に空港周辺の環境保全や環境整備のための「空港周辺部環境保全対策事業費」が5千890万円計上されていて、空港の直接的な維持管理費用としては計約7億円となる計算です。
見てのとおり、一番大きな費目は「委託料」約5億6千万円で、そのほとんどが指定管理者である県職員の天下りが歴代社長を務める第三セクターへの委託です。

しかも、この管理費ですが、額が以下のとおり年々増加し、ついに6億円を超えてしまいました。

効率指標を見ても、単位当たりのコストが右肩上がりで増加しています。
このため、自己評価では、「取り組んでいく」「取り組んでいる」など努力ポーズをアピールし、いいわけをするので精一杯となっています。
今後の改善についても抽象的に「努める」のオンパレードで、具体的改善方法は見えません。
無策無能を絵に描いたような状況が見て取れる予算と言えるでしょう。


なお、本事業の予算調書のPDF版はこちらhttp://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/html/20150422.pdfです。