県政オンブズマン静岡 〜静岡県庁の光と闇〜

6 空港管理運営事業費


平成28年6月19日(日)

本日は、以下に平成28年度予算の「空港管理運営事業費」7億7,360万円を紹介します。

この予算は、名前のとおり空港施設の管理運営のための経費、すなわち空港施設の維持管理費用です。
総額は昨年度予算を1億円以上上回る7億7千3百60万円ですが、この予算とは別に空港周辺の環境保全や環境整備のための「空港周辺部環境保全対策事業費」が7千760万円計上され、維持管理費用だけで年々が金額が増え続けています。
見てのとおり、一番大きな費目は「委託料」約7億円で、そのほとんどが指定管理者である県職員の天下りが歴代社長を務める第三セクター「富士山静岡空港株式会社」への委託費です。
県は赤字なのに、この空港会社は黒字という本末転倒がまかり通っています。

その上、利用者の減少のさなかに、今年からターミナルビル増築という暴挙に出ており、維持管理費の増大により県民負担も増加の一途です。

天下り会社のために空港があることがよくわかる予算です。